ロードバイク初心者必見!「結局何を買い揃えればいいのさっ?」~これからロードバイクご購入される方へ~

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 私はロードバイクに乗り始めてから早5年が経ちました。まだまだ知識も浅く私も初心者の身です。

 しかし、

「自転車買う前に、自分にこんな知識や情報があったら良かったのに!」

「買ったけど使わなかった」

「失敗した…」

 と思うこと・経験したことが今までに多々ありました。皆さんも同じ思いをしないように私の経験をお伝えします。

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Ⅰ.ロードバイクを選ぶ前に…

 私のロードバイクを選んだ基準は「とにかく軽いヤツ」でした。

 それはなぜかというと、知人の「軽いヤツの方がいいよ」というアドバイスと、その知人がヒルクライムレースに出ており、やはりヒルクライムレースでも軽さが武器になるということからでした。

 予算や車体の軽さ地元に欲しい自転車の取扱店があるのか、また、もろもろのスペックを各自転車メーカーで比較すると、圧倒的に「GIANT」が光っており、GIANTのロードバイクを選ぶことになります。

 しかし、上記だけの理由で自転車を選んでしまい、この後、後悔します。それはなぜか、ご紹介していこうと思います。(今は、GIANTでよかったと思っていますけどね!)

 

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 1.どんな風に自転車に乗りたいのかイメージしよう!

 ロードバイクにも長距離向きのバイクや、ヒルクライムが速いバイク、平坦が速いバイク、デザインや色がおしゃれなバイクなどの特徴があります。

 私は「ヒルクライムを速く走りたい」というイメージから「おしゃれに乗りたい」というイメージへ移り変わった時期があったため、当初、買ったGIANTのロードバイクや、買い揃えたウエア等に後悔を感じた時期がありました。(ウェアもレーシーなもので揃えていました)

 この様に自転車に乗るイメージの狂いがないように、参考にする自転車系YouTuberやInstagramの投稿者を見つけておくことをお勧めします。(玄人を参考にすることは大事)

Ⅱ.車体以外にも準備する物があります

 意外と自転車本体のみの金額を気にして車体選びをしてしまう方は多いのではないでしょうか?

 ちょっと待ってください!

 他にもお金がかかるところがあります。ロードバイク選びだけではなく、他に揃えなければならない物にも目を向けてみましょう。

 1.優先順位順に準備する物のご紹介。

【ヘルメット】

 ロードバイクは初心者でも20~30㎞/hくらい出ます。下りでは40㎞/hくらいすぐ出ます。原付バイクと似たような速度で走るロードバイクにはヘルメットは必須です。

 では、どのヘルメットを買えばいいのか?もちろん、ご自身の好みや予算に関わってくると思います。

 まずは「JCF公認ヘルメット」を選んで下さい。JCSとは日本自転車競技連盟のことです。JCFは日本における自転車競技界を統括し代表する公益財団法人であり、自転車関連の中心団体です。

 この団体が示した試験基準を満たしたヘルメットが「JCF公認ヘルメット」であります。(因みにロードバイクを取り扱っているお店に置いてあるヘルメットほぼほぼJCF公認ヘルメットです)

【鍵】

 ロードバイクは非常に高価なものなので盗難も十分考えられます。出先でロードバイクから離れる場合は鍵をかけることは必須です。(ちょっとコンビニ寄るだけでもね)

 複数の人とライドしている場合は、ロードバイクの見張り番をつけることができる場合もあります。しかし、「みんなと一緒に飲食店で食事をする」などの場合は自転車から目を離さなければなりません。また、一人でライドする場合も同様のことが生じます。

【ベル】

 ロードバイクには初期装備としてベルが付いていないことが殆どです。しかし道路交通法上、ブレーキとベルの装着は義務付けられており装着する必要があります。

 ロードバイクのベルの選択として、ハンドルの形状などに注意して選択する必要があります。自転車屋さんに相談するのが1番です。

 また、ベルも軽量な物や、スタイリッシュな物も販売されていますので自分の好みを探してみてもいいかもしれません。

【ライト】

 実はライトは装着していなくても大丈夫なのです。しかし、自転車は道路交通法 第五十二条第一項では、「車両などは、夜間、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場所においては、夜間以外の時間にあっても、同様とする」とされています。

 

 つまり、夜間走行する場合は必要となってきます。

「昼間しか走らないからいらないかな?」と思っていらっしゃる方もいるかもしれませんが、トンネル内でも必要ですし、デイライトとして安全性を高める役割としてもライトの必要性は高いので取り付けをお勧めします。

 2.最初は安価な物でもいい。揃えなければ始まらない!

 ロードバイクのパーツには安価なものから、高価なものまであります。

 ロードバイク購入当初は、ロードバイクの趣味が続くのか不安があると思います。その中で高価な物を購入することはリスクがあります。また、各パーツの相場がわからず、「値段が高いのか、安いのか」わかりません。(基本的にロードバイクのパーツやウェア、ヘルメット等は値段が高いです…)

 乗り始めると徐々に、「何が必要か」「どのようなものが使いやすいのか」「流行は何か」「どこにお金をかけるべきか」などわかってきます。そのようなタイミングでパーツやウエアの購入をしてもいいでしょう。

 3.無駄な買い物はしたくない。なるべく良い物が欲しい!どうするべきか?!

 しかし、「ヘルメット」「鍵」「ベル」「ライト」は揃えなければならないものです。私の性格上、「買った物は長く使いたい」という性格なので、私が実際に使用したものや、初回に購入するにはお勧め商品を1つずつご紹介したいと思います。

【METヘルメット】

 

 1つ目にご紹介するのは「MET」のヘルメットです。

 私はいくつかヘルメットを購入したことがありますが、METは比較的安く良かったです。

 ヘルメットを選択する時に重要なのは、まずはサイズ感です。試着可能なお店もありますが、基本的には試着する場合は「購入する」ことが前提であることが多いです。

 私は今まで、ネットで購入してきましたので試着をした経験はありません。ヘルメットはS・M・Lの3サイズで展開しているものが多く、各サイズの頭囲も表示されています。更にダイヤル等で微調整ができるので、ネットでもある程度のサイズを間違えることなく購入することができます。

 しかし、問題はヘルメットの形状が「カッコよさ」を大きく左右させるということです。

 カッコ悪いヘルメットは、頭が「きのこ」のように見え、素人感が丸出しになります。カッコよくスタイリッシュに見えるのは「きのこらない」ヘルメットです。

 「きのこらないヘルメット」で検索すると多くの方がヘルメットをご紹介していますので、ぜひ検索してみてください。また、気になったヘルメットのメーカーのInstagramを検索すると、ヘルメットを装着しているモデルの画像が出てきますので、自分が装着しているイメージが付きやすいでしょう。

 私のおススメするきのこらないヘルメットはMETのヘルメットでした。安価で長く使えるものです。

 また、色は「白」か「黒」をお勧めします。なぜかと言うと、ロードバイクのウェアは比較的派手なものが多く、ヘルメットやシューズなどは「白」「黒」にしておくと、コーディネートがしやすくなります。

 

【鍵】

 鍵にも様々なものがあります。

「U字型」「ワイヤー型」「チェーン型」が主なタイプです。それぞれに長所・短所があります。表にしてみましたのでご覧ください。

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  私は現在、100g程のポケットに入る大きさのワイヤー型の鍵を使用しています。

 「長時間バイクから離れる」「いつも決まった時間・場所に自転車を止める」などの条件が揃うと盗難されやすくなります。休日のロングライドであれば、携帯性を重視されることが多いのではないでしょうか。

 通勤通学の場合は携帯性を犠牲にして切断されにくさを優先するべきと考えます。

【KNOG ベル】

 KNOG(ノグ)がお勧めです。中古でもメルカリ等で値段が付くくらい人気です。

 音色も幾分いいような...

 

 私が来シーズンから取り付ける予定のものがこちら。レッグマウントを使用する場合はこちらがお勧め。レッグマウントについては下のリンクから。

 

 

【VOLT400 ライト】

 こちらも人気商品。手放すときも値段が付きます。

   「VOLT400」とは400ルーメンの光量を持つハイパワーライトです。400ルーメン程あれば夜間走行も不足はないでしょう。しかし、通勤などで毎日日暮れ後走るような方は800ルーメンを放つ「VOLT800」等をおすすめします。因みに私はVOLT800を使用しており、十分性能に満足しているのでしばらくは買い替える予定はありません。

cateye.com

 

4.私が失敗から学んだこと①

  私が当初から使い続けているのはベルと鍵のみです。

 ヘルメットは短い間隔で4回購入して、3.4回目でようやく落ち着いた感じです。

 初めて買ったヘルメットは、お金の手持ちもなく急ぎで買ったため、自転車屋さんで比較的安かった(一番安かったかも…5000円くらいのやつ)物を買いました。無名ブランドで色はグレーにポイントに赤が入っていました。頭がきのこ様になりカッコ悪かったです。

 2つ目のヘルメットは「GIRO アスペクト」というヘルメットでした。このヘルメットは非常にかっこよく、色も赤色で現在も所有しています。(使ってはいませんが…)

 しかし、持っているウエアの色と相性が悪く使用していません。(本当は使いたい)

 その後、上記でも紹介した「MET」を使用し、現在は「HJC FURION」を使用しています。

 ライトも当初は2000円弱のライトを購入しました。2000円弱のライトでも非常に明るく、トンネル内での使用などに全く問題がありませんでした。しかし、「レッグマウント」という、サイクルコンピューターやベル、ライトなどをまとめるマウントの購入をきっかけに「VOLT800」を購入することになりました。

 

 鍵は2000円程度の物でも長く使えます。ベルも実はKNOGのインスパイア品も出ており、比較的安く入手することができます。

 しかし、ヘルメットとライトは、高額になりますが「質の重視」をお勧めします。デザイン性や汎用性、性能の差が金額でしっかり表れる部分と感じます。 

Ⅲ.ロードバイク…どれを選ぶ?!

 では、いよいよロードバイクを選んでいきます。先ほども述べましたが、私は「軽さ」を重視してバイクを選んでしまったため後悔した時期がありました。

 ここではバイクを選ぶ上で正しいプロセスをお伝えします。

 1.主な用途を確認しよう

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 まずは、「どんな風に乗りたいのか?」をイメージしなければなりません。私のようにヒルクライムレースに出ることが目的なのか?おしゃれにゆるぽたライドをしたいのか。長距離の旅ライド?荷物を積んでキャンプツーリングなのか。

 どのロードバイクを買ってもある程度のことはできると思います。しかし、経験を積んでいくと「こっちの方が良かったかも」「もっといいものがあった」など後悔することもあります。

 高い買い物です。しっかり参考になる人などを探し、自分とロードバイクの付き合い方を考えましょう。

 2.気になるロードバイクを探すことが大切!

 とは言うものの、乗りたいイメージができたところで、沢山あるバイクの中から選ぶのは大変です。

 ロードバイクに乗っている多くの方々がだいたい「気に入った物を買った方がいい」「直感で」など、インスピレーションを大切にするようにアドバイスをくれます。

 僕も同様の意見ですが...初心者の身からしてみれば、その「直感」が正しいのか不安ですよね(;´Д`)

 やはり、いくつかのロードバイクに絞り込むことが大事です。

そして、そのロードバイクの「コンセプト」「特徴」「アクセサリー類との汎用性」など調べることが大切だと思います。

 私が、1台目のロードバイクをもう一度選べるのなら、いくつか絞った候補をもっと調べて買うでしょう。

 3.ちょっとだけ自転車の知識を持つことが必要!(ちょっとだけで大丈夫)

 合言葉かのように「とりあえず105以上のグレードを買っとくといいよ」ロードバイクに乗っている人に相談すると、この言葉が返ってきます。

 私もそう思います。そして「105」とは何か?なのですが、ロードバイクを構成するパーツの基幹となる物のグレードのことです。ロードバイクの中心となるパーツにはブレーキや変速機、チェーンなどがあります。

 この辺のパーツ(いわゆるコンポーネント)の話は、他の方が詳しく記事にしていますので、そちらをご覧ください。(私もいつか解説したいですが...)

 私はアルテグラという高グレードのパーツを搭載したロードバイクを選びました。これは大正解でした。低グレードのパーツを搭載したバイクにも乗ったことがありますが、やはり変速機のスムーズさや、特にブレーキの性能に差が感じられます。

 また、なぜ105グレードを勧めるかと言うと、105を選んだ場合、性能も申し分ないですし、105以上の高グレードパーツと互換性があることが主な理由です。低グレード(SORA、TIAGRAなど)からのグレードアップもできるようですが、メーカー(シマノ)が推奨していないことから、初心者にはおススメできないでしょう。

Ⅳ.ロードバイクを降りてしまった人の理由

 ここからは、ちょっと余談です。私の周りにもロードバイクを降りてしまった方が何名かいます。その方々のバイクを降りた理由を簡単にご紹介します。

 【結婚・育児など】

 やはり、家庭的な役割が増えると、ロードバイクに乗る時間を削らなければなりません。GCN JAPANの土井さんも、子供が起床する前の朝5時~7時にトレーニングを行い、バイクに乗る時間を作っているようです。

 私の知人も通勤でバイクに乗り、帰宅時は少し遠回りして距離を稼ぎ乗っています。

 一方、私は、休みの日に一気に家事をやります。食事の作り置きや買い出し、洗濯も平日は最小限の物で済むようにしています。

 上手く工夫して乗り続ける方もいますが、皆、様々なモチベーションで自転車とお付き合いしているので、こんなに頑張らなくてもいいでしょう。

 ちょっとだけ、少しだけ時間があるときに乗れれば十分「ローディー」でしょう。

 

 【メカトラブル】

 知り合いの一人に出先でパンクしてしまい、そこから気持ちが萎えてしまい、ロードバイクから離れてしまった人がいます。元々、沢山乗る方ではありませんでしたが、このような理由の方もいました。

 

 【仲間との実力差がついてしまう】

 一緒に乗っていた仲間とどんどん実力の差がついてしまい、一緒にライドしてもついていけなくなりバイクを降りてしまう方もいました。

 「ゆるぽた」であればいいのですが、やはり体力などが落ち差を感じてしまう立場の方は辛い気持ちになることもあるでしょう。

Ⅴ.私がロードバイクを続ける理由

 私は学生の時にサッカーをやっていました。サッカーは練習してもなかなか上手くならず、辛い思い出が多かったような気がします。

 しかし、ロードバイクは「1回目乗った時より2回目の時の方がよくこげる」「2回目の時より3回目の方がタイムが縮む」など、乗れば乗るだけタイムが速くなったり、遠くまでライドできるようになります。そしてそれを実感しやすいスポーツです。

 自分の成長を感じることができます!

 また、初心者の時に30Km、50Kmの距離を走ると「人力でこんなに遠くに来れるんだ」と充実感や感動が大きかったことを覚えています。

 私は30歳を過ぎ、なかなか自分の成長を感じることがありませんでしたが、ロードバイクは自分の成長を感じることができる1つです。

 

 そりゃ、沢山乗っている人は、もの凄い速さでヒルクライムを登っていったりします。

 「あ~ゆ~ふ~に乗りたいなぁ~」と思う時もありますが、今は自分のペースで乗っています。

 毎日とか、沢山とか乗れなくてもいいのです。自分の生活の中に無理せずサイクリングできる時間を作り、時間のあるときに「ちょっと近くのパン屋さんに自転車で」「ちょっと郊外のカフェまでライドしよう」「今日はカメラを持ってちょっと河川敷へ」と...

 これだけでも十分、ロードバイクを活用でき購入したことは無駄ではありません。

 

 

 では、是非、皆さんにも素敵なロードバイクのある生活を。